求人サイトを眺めてみると、そこに並んでいるのは「時給1300円」「時給1400円」という金額ばかり。
時給低いなあ、と感じるかもしれませんが、あたらしい仕事に挑戦するときはそんなものです。
(起業するとなったら、時給換算で数百円になった…なんてこともあるらしいので、それよりはまだましという話も)
そうは言っても、”そんな時給じゃお金も貯められないんじゃ…”って不安になりますよね。
大丈夫。
シェアで暮らせば、年50万円の貯金も夢じゃありません。
こんな時は漠然と考えていてもダメで、具体的に数字で考えることが大切です。
お金を貯めて何がしたいのか、それにはいくら必要なのか、そこまでわかっていると一番いいですが、
まだ使いみちが決まっていないときでも、目標の金額だけは決めておきましょう。
まずは年間50万円。
これを最初の目標にして、それを貯められるようにするには、どうすればいいか具体的に考えてみましょう。
①月収と手取り
まず、月収と手取りの違いを。
「月収(給与)」は、1か月に会社から支給される金額です。基本給に残業代や交通費などが追加された総支給額です。
「手取り」とは、総支給額から、厚生年金・健康保険・雇用保険といった社会保険料を差し引いて、さらに所得税の源泉徴収分を引いて、さらに住民税を引いて、残った額のことです。
月収の額によって社会保険料その他は変わってきますが、だいたい月収の80%程度が手取り額となります。
なので、仮に時給1300円で月160時間勤務したら、1300円x160時間=208,000円が月収となります。(残業代や交通費は考えていません)
そして、手取りは月収のほぼ80%なので、おおよそ16万円が手取りとなります。
②天引き貯金
では、手取り月16万円で年50万円貯金するには、どうすればいいか。
貯金で有効なのは、「天引き」です。
最初に貯金する額を引いてしまって、残りでやりくりするのが有効な方法だと言われています。
年50万円なので、月42,000円、ちょっとがんばって月45,000円づつ貯金してみましょう。
そうすると、残りは、月115,000円。
どうやってやりくりするか考えてみましょう。
③毎月の生活費
毎月かかる費用は、家賃・水道光熱費・食費・通信費・消耗品費・娯楽交際費・その他、といったところでしょうか。
GHのシェアに住んだら、「家賃」は36,000円(個室BCは34,000円)「水道光熱費」は9,000円 で終了です。
部屋でのネット代は水道光熱費に含まれていますので、別にかかる通信費は外出中のスマホ代です。
「食費」は20,000~30,000円。外食が多いと30,000円、自炊すれば20,000円で収まるでしょう。
GHはイオンも近いので、夜遅くなったら安いお惣菜が買えるのもうれしいところです。
「通信費」(外出時のスマホのみ)で5,000円。
「消耗品費」は、日用品や衣類などで、15,000円。節約したりして下げることがある程度は可能です。ただし、節約しすぎるのは逆効果になりますので、ご注意を。
「娯楽交際費」は、人によってまちまちです。
友だちと会うことでストレスを発散する人は、娯楽交際費が多めでも、そこを削るべきではないとも言えます。限度はありますが。
趣味の支出も含まれます。それも我慢しすぎるのはよくありません。限度はありますが。
「その他」は、病気やケガやお祝いなどの突発的な出費にも対応する余裕資金です。
なにかあっても対応できるぐらいの余裕は持っていないといけません。
以上を書き出すと、
家賃 36,000円(個室BCは34,000円)
水道光熱費 9,000円
食費 20,000~30,000円
通信費 5,000円
消耗品費 15,000円
ここまでで、85,000~95,000円となります。
残りの20,000~30,000円で、娯楽交際費とその他をカバーできればOKです。
なんとかできそうですよね。
このぐらいの雰囲気なら、それほど苦しい想いをしなくても、月収20万円で年間50万円の貯金が可能な暮らしがおくれます。
④お金を貯めるポイント
貯金のポイントは、”貯金額を天引きする”、そして”固定費を抑える”こと。
固定費とは、何もしなくても毎月出ていくお金、ここでは家賃ですね。
貯金ができるかどうかは、この家賃をどこまで抑えられるかにかかっています。
以前は、家賃は月収の1/3なんていう基準がありましたが、20万円の1/3の6万円も払っていたら、貯金なんて夢のまた夢です。
手取りから貯金額を天引きして、残った金額の1/3に抑えるぐらいの気持ちでいいと思います。
(ちなみに、115,000円の1/3は34,500円。GHシェアの家賃とピッタリ!)
そして、”家計簿をつける”。
これも大切なポイントです。
毎月どれぐらい入って、出ているのか、それを把握していくことで調整していけます。
あとは、がんばって貯めたお金をどう使うか。
これからの自分に投資をしてあげれば、いまよりもっといい未来が待ってますよ。